こんにちは、うたまるです。
国家資格『理学療法士』と『幼児体育指導員資格』を保有し、スポーツ整形外科分野10年以上勤務しながら保育園で運動教室の先生としても活躍しています!
さて、みなさんのお子さんは毎日60分以上運動あそびをしていますか?
これは文部科学省「幼児運動指針」にて推奨されている体を動かすあそびの時間です。現代の子どもは、テレビやスマホの普及に伴い、動きの獲得に遅れや運動能力の低下が指摘されています。
しかし、これを聞いて、はいできています!と言える親御さんは少ないのではないでしょうか。
そんな声が聞こえてきそうですね。でも安心してください。
今回は【年齢別】に家でできる運動あそびを紹介していきたいと思います!!
目次
0歳児におすすめの運動あそび
0歳児は成長が著しい時期です。個人差も大きいため、子どもに合わせた運動あそびをしましょう。
0歳児の運動発達の目安
・3~4か月ほどで首が座る
・5~6か月ほどで寝返り
・7~8か月ほどでお座り
・9~10か月ほどで四つ這い
・1歳ほどで歩行
1歳までは歩くまでの機能を獲得していく時期となります。
飛行機ポーズ
親子で飛行機ポーズをしてみましょう!背筋をたくさん使うことで、現代に多い猫背の予防にもなります。
床で子どもの手をもって一緒にやったり、子どもをぐるぐる回転させることで平衡感覚も養われます。親が子どもを持ち上げてぶ~んっと走って本物の飛行機のように加速しても面白いですね!
あぐらに座ってだるまさん
大人があぐらで座り、その足の上に子どもを座らせて、落ちないように腕でぎゅっとシートベルトをします。
そのまま大人が後ろにころがって起き上がりましょう!また、おきあがりだるまのように、横に回ってまた戻っておきあがります。
大人にもいい運動になります!
1歳児におすすめの運動あそび
1歳児は赤ちゃんから徐々に幼児へと移行していく時期です。ものを使うことやコミュニケーションがまわりと取れてくるようになります。
1歳児の運動発達の目安
1歳の子どもは、歩きがスムーズになる、ボールで遊んだり、大人の動きをまねしたり、急速に運動能力が発達します。
布団・ベッドの上であそぶ
お布団やベッドの上で手をつないでお散歩ごっこや、手をつなぎながらバウンドをしてみましょう!
これだけ?と思うかもしれませんが、普通に生活をしていると布団のような不安定でグラグラした場所は意外と歩かないものです。
大人も布団の上で片足立ちって意外と難しいものです。チャレンジしてみましょう!
おうちの中をハイハイ探検隊
家のいろんなところをハイハイして探検しましょう!平地だけでなく、段差を利用したり、障害物をあえておいてやると楽しさ倍増です!
歩くようになると、大人も成長が嬉しくてわざわざハイハイを促すことは少なくなることが多いと思います。
しかし、ハイハイは腕の力や体幹にとーってもいいんです!特に腕の力は現代の子は弱い子が多いので、1歳からあそびの中で使えるといいですね!
2歳児におすすめの運動あそび
2歳児は自分で何かをやろうとする気持ちが増したり、言葉の数が増え、感情を表現し始める時期です。また、子ども同士の関わりも少しずつでてきます。そのため、ケガが増えたり、お友達とのケンカなども増えてきます。
2歳児の運動発達の目安
2歳児の子どもは、走ったり、階段を上ったり、両足でジャンプができるようになります。また、ボールを投げることや蹴ること、鉄棒にぶらさがることもできるようになる時期です。
タオルを使ったあそび
・タオルを頭にのせて落とさないように歩く
・タオルを足でつかむ
・タオルで雑巾がけ競争
・タオルを伸ばしておいて踏まないようにジャンプ
・タオルを結んでタオルボールを投げる
これ以外にもタオルを使ったあそびはアイデアでいろんな要素の運動あそびができちゃうんです!身近なものなのでうたまるもよく取り入れてます!
大人の腕にぶらさがり
・大人は力こぶを作るようにし、子どもは腕でぶらさがる
・大人は肘を伸ばした状態にして、子どもは手と足でぶらさがる(壁や椅子に大人は手をつくと楽です)
落ちた時のためクッションやマットを敷いて行いましょう。少し大人は大変ですが、鉄棒に必要な力が身に付きますのでやってみましょう!
0~2歳児のおすすめ運動あそびは以上になります。
みなさん、これくらいならおうちでもできそうと思っていただけたでしょうか。
乳児期から運動あそび習慣を子どもも大人もつけられると、自然と体を動かすことが身につくのでぜひ試してみてください!