こんにちは、うたまるです。
国家資格『理学療法士』と『幼児体育指導員資格』を保有し、スポーツ整形外科分野10年以上勤務しながら保育園で運動教室の先生としても活躍しています!
さて、みなさんのお子さんは毎日60分以上運動あそびをしていますか?
これは文部科学省「幼児運動指針」にて推奨されている体を動かすあそびの時間です。現代の子どもは、テレビやスマホの普及に伴い、動きの獲得に遅れや運動能力の低下が指摘されています。
しかし、これを聞いて、はいできています!と言える親御さんは少ないのではないでしょうか。
そんな声が聞こえてきそうですね。でも安心してください。
今回は【年齢別】に家でできる運動あそびを紹介していきたいと思います!!
目次
3歳児におすすめの運動あそび
3歳児は36の基本動作が一通りできる時期です。また、調整力いわゆるコーディネーション能力が徐々についてくる時期です。
3歳児の運動発達の目安
3歳児の運動発達の目安として、片足立ちが少しできる、三輪車をこぐことができる、けんけんができる、長く鉄棒にぶら下がることができる時期です。
自分から何度も繰り返すことに面白さを感じる環境を作ってあげるといいでしょう。
色々な動物に変身ゲーム
色々な動物のポーズで動くことで、たくさんの刺激を入れることができます。
・くま⇨高這い(ハイハイの膝をつかない格好)
・くも⇨お腹を上にして、手と足で支えてお尻を浮かせる
・フラミンゴ⇨手を広げて片足立ち
・飛行機⇨手を広げて片足立ちをして、体を前に倒し、浮いている足は後ろへ倒してキープ
クイズ形式にすることで、もっと盛り上がれそうですね!
しっぽとりゲーム
しっぽとりは相手の動きを見て、反応して、動かなければいけません。反射神経や俊敏性が特に身につきます。
ただ走ることももちろんよいですが、動物のポーズで親子で行ったらよりハードな運動あそびになりますね!
4歳児におすすめの運動あそび
4歳児は基本的な動きが上手になっていき、ルールがある遊びや遊びを工夫することができる時期です。
4歳児の運動発達の目安
4歳児の運動発達の目安として、回転や切り返しなどが速くできる、スキップができる、ボールをキャッチできる、縄跳びができるようになるなどです。
体力や持久力、集中力がついてくるため、少し長めの運動あそびもできるようになってきます。
ボールあそび(ボールが怖い子向け)
ボール(風船やタオルを結んだものもアリ!)が怖い子は、ボールを使ったあそびを通して強さを克服していくことをおすすめします。
・背中合わせに立った状態から、からだを捻って①横からボール渡し、②上から渡す、③股の間から渡す
・ペットボトルを逆さにして、ボールを乗せて落とさないように歩く
・転がしたボールをキャッチ
ボールが怖い子は、いきなりキャッチボールではなく、このような怖がらないものから行っていきましょう!
背中合わせで立ち上がり
背中合わせに膝を立てて座り、横から手を組みます。そこからお互いに力を合わせて「せーの」と立ち上がります。
同じ体格のほうが簡単なので、親子でやると更に難易度がアップします。相手を信じて背中を押さないと立ち上がれないため、信頼関係も気づくことができますね!
5歳児におすすめの運動あそび
5歳児は無駄な動きが少なくなり、基本的動作の組み合わせができるようになってくる時期です。挑戦したい気持ちが芽生えてくる年齢なので、積極的に新しいあそびを取り入れてみましょう。
5歳児の運動発達の目安
5歳児は、複合的な動作ができるようになります。鉄棒で回れる、マットで前転ができる、縄跳びが連続して跳べるなど、いわゆる小学校の体育に必要な動作ができるようになる時期です。
ぞうきんがけレース
ぞうきんがけは、体幹や腕の力を養うことができます。もっと楽しく工夫するやり方を紹介します。
・コーンを置いて、ジグザグやターンするコースで行う
・手でぞうきんがけではなく、足でぞうきんがけをする(手はついてね)
などおすすめです!
目的の場所にピタッと止まる
タオルやロープで輪っかを作ります。そこに走りながらジャンプをして、その円の中にピタッと止まるゲームです。
子どもにとっては意外に難しいんです。どこから跳べば、円の中で着地できるのかを考えたり、調整しなくてはいけません。これは、跳び箱のふみきりにも必要な能力になります。
片足で止まったり、どっちが遠くから跳んでできたかを競争するのもいいですね!
3〜5歳児のおすすめ運動あそびは以上になります。
みなさん、これくらいならおうちでもできそうと思っていただけたでしょうか。
今回は年齢別にしましたが、工夫次第でどの年齢の子も楽しめます!
幼児期から運動あそび習慣を子どもも大人もつけられると、自然と体を動かすことが身につくのでぜひ試してみてください!