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こどもの運動神経をよくしたい人必読!大切なことはたった2つ!

こんにちは、うたまるです。

国家資格『理学療法士』と『幼児体育指導員資格』を保有し、スポーツ整形外科分野10年以上勤務しながら保育園で運動教室の先生としても活躍しています!

子供の運動神経をよくしたい!うちの子は運動が苦手なんですよね。と子どもの運動についての悩みなどある親御さんはたくさんいますね。

読者2
読者2
なんのスポーツをさせたらいいんだろう?
読者2
読者2
習い事をしないとだめ?仕事で忙しくて習い事もさせるなんて時間がないよ!

という方もいらっしゃると思います。

結論から言いますと

ポイント

子ども自身が動くことがたのしいと感じること

たくさんの動きを経験させてあげること

この2つをしっかり押さえておけば大丈夫です!

今回は子供の運動神経をよくするためのポイントについて解説していきます。

こんな方におすすめ

  • 子どもがいる人、保育士、幼稚園教諭
  • 子どもの運動神経をよくしたいと思っている人
  • 子どもの運動について正しい知識が知りたい人

 

子どもには運動あそびが最適!

みなさんは「運動あそび」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

運動あそびとは、競技や勝ち負けにこだわらずに楽しみながら、あそびの中で身体を動かす活動のことです。

運動遊びの効果

  1. 体力・運動能力の向上
  2. 健康的な生活習慣が身につく
  3. 意欲的な心を育む
  4. 協調性を育む
  5. 創造力を育む

体力・運動能力の向上

運動あそびをすることにより、持久力た調整する能力が向上します。特に幼児期に運動を調整する能力を高めておくことは、児童期以降の運動機能の基礎を形成するという重要な意味を持っています。

健康的な生活習慣が身につく

子どものうちの生活習慣はもちろんですが、なんとそれは生涯にわたる可能性があると言われています。小さい頃の習慣が大事ということですね。

意欲的な心を育む

運動あそびでの成功体験によって自信がついたり、それとともに意欲的に取り組む姿勢にもつながります。

協調性を育む

友達とのあそびの中で、協力すること、ルールを守ること、コミュニケーションをとることにより、社会で必要な協調性を育むことができます。

創造力を育む

子どもが自分たちの遊びに合わせてルールを変化させたり、新しい遊びを創り出すことなどで創造力を育むことができます。

 

このように運動あそびにはたくさんの効果があり、まさに一石何鳥にもなりますね!

子どもは自分が楽しいと感じたことは、こちらが言わずとも自然にしますよね。(時には親がまだやるの?って思ってしまうほど…)

好きこそものの上手なれと言葉があるように「体を動かすことがたのしい!すき!」と子ども自身が感じることが大切なのです。

 

運動神経を伸ばすのに最適な時期はいつ?

 

運動神経はぐんっと一気に成長する時期というのは決まっています。

それは0~6歳です。その後は緩やかに12歳程度まで成長します。

下の図の「神経型」=「運動神経」の発達曲線になります。

もちろんその時期が過ぎたからもう遅いかと言ったらそんなことはありません。

ただ、幼児期に約80%の神経は発達します。そして、小学生のうちにほぼ100%に達してしまうのです。

これを知っているだけでもいかに幼児期の運動あそびが重要なのかわかるかと思います。

 

6歳まで身につけておきたい!「36の動き」

文部科学省の幼児期運動指針では「幼児が楽しく体を動かして遊んでいる中で、多様な動きを身に付けていくことが大切である」と書いてあります。

では、多様な動きとは具体的にどのようなものがあるのでしょうか?

それが幼児期に身につけておきたい動作の基本となる36の動きです。大きく3つに分けられます。

からだのバランスをとる動き

(出典:スポーツサービスミズノ幼少期に身に付けたい36の基本動作)

からだを移動する動き

(出典:スポーツサービスミズノ幼少期に身に付けたい36の基本動作)

ものを操作する動き

(出典:スポーツサービスミズノ幼少期に身に付けたい36の基本動作)

 

うたまる
うたまる
私も保育園で運動教室をする際には、これを参考にしてメニューを組み立てています。

こんな要素も入れて遊ぼうかな、こういうルールにしたらこの要素がはいるな、といつもしている遊びに少しプラスするだけでも効果があります。

ぜひ参考にしたいですね!

大切なのはたった2つのこと

さて、ここまでいろいろ知識的なことを書いてきました。しかし、大切なことは冒頭にも述べた2つです。

ポイント

子ども自身が動くことがたのしいと感じること

たくさんの動きを経験させてあげること

この2つさえあれば、子どもは自然と運動が好きになり、運動神経がよくなるはずです。

ぜひ、楽しく、いろんな運動あそびを子どもと一緒にしてくださいね!

  • この記事を書いた人

うたまる

理学療法士がこどもの運動についての知識・情報・やり方に発信 l 幼児体育指導員 l ブログ l 保育園で運動教室 l フルタイムワーママ l 運動がきらいな子を減らしたい l 今日から家でも実践できる運動あそびを紹介

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